指揮 Conductor
夏田昌和 Masakazu Natsuda
1968年東京生まれ。東京芸術大学大学院修了後、渡仏。パリ国立高等音楽院にて作曲と指揮を学び、'97年に審査員全員一致の首席一等賞及び音楽院卒業生協会によるEbersold賞を得て同院作曲科を卒業。
これまでに作曲を野田暉行、永冨正之、近藤譲、Gérard Grisey 、指揮を秋山和慶、Jean-Sébastien Béreau、伴奏法をHenriette Puig=Roget の各氏に師事。
芥川作曲賞や出光音楽賞、Fundaçao Oriente 国際指揮者コンクール第3位など、作曲と指揮の両分野での受賞や入賞、入選多数。
フランス文化省やサントリー音楽財団、アンサンブル・アンテルコンタンポランを始めとする数多くの公的機関や演奏団体、ソリストより委嘱を受けて書かれた作品は、アジアやヨーロッパ、北アメリカ各地の様々な音楽祭や演奏会にて紹介されている。
また指揮者としてはグリゼイの「Vortex Temporum」や「境界を超えるための4つの歌」、ライヒの「Tehillim」といった大作の日本初演をはじめとする海外現代作品の紹介や、数多くの邦人作品の初演に長年携わってきた。2013年には指揮者の阿部加奈子氏と共に日仏現代音楽協会を設立、以来事務局長として様々な企画を立案、実施運営している。昨年12月には初の大規模な室内楽作品個展を成功させると共に、ジパング・レーベルよりCD「先史時代の歌 ~夏田昌和作品集」が発売開始された。
http://www.musicscape.net/musicians/natsuda.html